執行役員 S.Y1996年⼊社(新卒)
Interview
現在は情報機器営業部、グローバル事業本部、さらに新規事業のアグリビジネス推進室を加えた3つの組織の統括管理を手掛けています。ただ、わたしは「社内でじっとしていても価値は生まれない」と考えるタイプ。組織運営や人材育成に加え、これまで培ってきた人脈を活かして大手企業とのリレーション強化や新規顧客の開拓にも力を入れています。また月に一度は中国をはじめ、他の地域にも出張し、経営改善や営業活動の支援などにも取り組んでいます。
フコク物産グループは、2022年10月から山形県でお米の生産に取り組んでいます。きっかけは、地域の農業問題を目の当たりにしたことでした。そこで開発型商社として持続可能なビジネスを構築し、空いた田畑の有効利用や食料自給率の改善に貢献しようとアグリビジネスをスタートしたのです。
昨年からは山形県の企業と協力して酒造にも挑戦。当社初の純米大吟醸酒「富々美(ふふみ)」は国内外の品評会で高く評価されています。まさか自分がお米や日本酒のセールスに携わるとは想像もしていませんでしたが、今は新たな出会いやこれまでにない知識の習得にワクワクしながら励んでいます。
社会人として成長するためには、「こうなりたい」という目標を持って日々挑戦し続けることや、貪欲に勉強して幅広い知見を身につけていく姿勢が欠かせません。それらに加えて、当社では社内外でのコミュニケーションが大切だと考えています。お客様や取引先との何気ない交流は視野と人脈を広げる機会になり、他部門や海外拠点とつながることは営業として引き出しを増やすきっかけになります。
ひとつは2002年に中国・蘇州工場を立ち上げ、製造業に深く携わったことです。当時はまだ20代でしたが、上司と二人三脚で立ち上げ準備に取り組みました。現地視察を何度も重ねながら、現地のゼネコンや製造機器メーカー、省庁との協議・交渉、組織づくりに挑戦。それまで触れることのなかった製造業に関連する技術・品質・各材料の知見も高まり、商社営業としての幅が格段に広がりました。
また、2009年から2025年まで中国に駐在し、蘇州工場に加えて上海拠点の経営に臨んだ経験も外せません。日本とは異なる価値観に刺激を受けながら、多くの人脈に恵まれ、経営力を磨く貴重な体験になりました。
お客様の窓口になるだけでなく、製造から納品まで一貫して取り組めることです。実際に、伺ったイメージをもとに自分で図面の一部を起こすこともあれば、静岡工場の製造部門の方と二人三脚でニーズに合った形状や製造方法を検討したりと、入社前の想像以上に幅広い仕事にチャレンジできています。営業という立場からモノづくりをリードできる面白さは、開発型商社ならではです。
蘇州工場の設立後は20代後半でマネジメント業務を任され、「日本人は自分ひとり」という状況もありました。製造体制強化に向けてどのような仕様が最適か、どのような物流パートナーを選定すべきか、高額な設備機械を新規導入すべきか否か・・・。自分で考え、決断しなければならないシーンに何度も直面しました。
正解が分からないなかで、決断するのは非常に難しく、苦しいことです。しかし、その苦しい経験はその後、上海拠点の経営を任されたときに大いに活きました。ですから、最近は部下や若手に修行の機会として商談にひとりで行かせ、たとえ小さなことでも決断する経験を積めるように心がけています。
現在、当社は新たな中期経営計画をスタートし、国内・海外を問わずあらゆる事業部で次の成長に向けたチャレンジが始まっています。個人的には社員一人ひとりが目標に向かってイキイキと挑戦し、事業拡大する組織を目指すことが肝心だと考えています。そして優秀な所属長が多数誕生し、彼らが率いる10~20人ほどのチームが世界各国に新規拠点を展開したり、国内で新規事業を立ち上げたりと、柔軟な活躍を見せ、その結果、お客様や取引先への価値提供と社会貢献につながれば最高です。
就職活動中はもちろん、就職後も大変なことがきっと待っています。しかし、自分で「これだ」と選んだ道であれば、どんな壁も乗り越えていけるはずです。そして歩むべき道を見つけるためには、現時点での希望や知識、価値観だけに縛られず、色んな業界や会社に関心を持ち、好奇心のままに研究・訪問することをオススメします。ぜひ見聞を広げ、「なりたい自分」を見つけながら、人生が幸せになる就職を実現してください。
むしろ大切なのは、自分が一番大事に思っていることとしっかり向き合うこと。たくさんの情報を前に、悩んだり迷ったりすることもたくさんあると思いますが、自分の感じたことを頼りに進んでいけば大丈夫だと思います。頑張ってください。
中国や台湾の人々は、日本以上に人間関係を大事にしています。顧客や従業員と食事や酒をともに楽しむことで信頼関係が生まれ、新たな人脈を紹介してもらうこともしばしば。プライベートでは現地のバドミントングループに参加し、中国の仲間と力を合わせて大会で優勝したこともありました。国境を越えて、よき友人と数多く出会えたことは、わたしにとって大きな成功体験です。
フコク物産や海外拠点にとって次世代の強みとなる新たな商材の開発や担当部門のマネジメント強化と人材育成、アグリビジネスの事業拡大など、やりたいことは無数にあります。特に興味があるのが、部下や若手メンバー主導で海外拠点や新規事業を立ち上げること。彼らにどんなヒントを出せばいいのか、どうすれば0→1を乗り越えるマインドを醸成できるのか、考えを巡らせ行動していきたいと思います。
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