代表メッセージ
弊社は、1947年に創業し、最初は鉄道関係の防音・防振用の工業用ゴム製品から始め、この技術を活かしながら次のマーケット開拓に向かいました。
それが自動車分野です。今でこそ世界的な技術を誇る日本の自動車産業も、当時は欧米に比べて自動車用ゴム製品で遅れており、これを克服するために、設計段階から自動車メーカーと一緒にゴム製品の開発を手掛けてきました。
その後、日本の自動車産業は飛躍的に伸び、1974年のオイルショックまでは弊社も同じように伸びてきました。
しかし、単一商品・単一産業への依存は企業としてのリスクが大きく、1970年後半から企業の将来性を考え、建材関係や、OA機器、航空宇宙分野などに参入して、商品分野を拡大してきました。
今では健康看護分野やマイクロ流路分野などの最先端分野にも携わっています。
このような歴史を持つ弊社ですが、創業から70年を越えることが出来たのは『開発型』で仕事をしてきたからだと思います。
『開発型』とは、単に商品を仕入れて売るのではなく、開発から携わっていくことであり、商社としてのマーケットリサーチを続けながら、メーカーの技術者と一緒に開発段階から関わり、技術交流を図ってきました。
商品が出来上がってからではなく、開発段階から一緒に参画していくことが開発型商社だといえます。
『開発型商社パーソン』は、イノベータ―であり提案者である必要があります。
そのためには新しい人材を育成していくことが重要になりますので、社内に社風作り活動や社員教育を担う『社風推進室』なる組織を持ち、社員の能力向上にも積極的に取り組んでいます。
ぜひ一度フコク物産を訪ねてください。多くの可能性を感じてもらえるはずです。
フコク物産株式会社
代表取締役社長 木部美枝